<Python/VSCode>Pythonの実行環境をVisual Studio Codeを使って構築する方法

 Pythonを勉強したいけど、実行環境の構築方法がわからないって方はいませんか?

 ネットで検索すると古い記事がヒットしたりLinuxユーザー向けの記事だったりして困っている方はいませんか?

 この記事では、初心者の方向けに、Pythonの実行環境をVisual Studio Codeを使ってWindows上に構築する方法を最新の情報をもとに丁寧に解説していきます。

 ワンステップずつ画像を使って解説しているのでどなたでもPythonの実行環境を構築することができるようになります。

目次
[PR]

Pythonのインストール

 Python本体をインストールします。

まず、Pythonの公式サイト(https://www.python.org/)を開きます。

①「Latest: Python 3.11.x」(「x」は数字)と書いてある箇所をクリックします(記事投稿時点で「Latest: Python 3.11.2」でした)。

 ①「Latest: Python 3.11.x」(「x」は数字)と書いてある箇所をクリックします(記事投稿時点で「Latest: Python 3.11.2」でした)。

下の方にスクロールし、②でお使いの環境にあわせて「Windows installer (32-bit)」か「Windows installer (64-bit)」をクリックします。ここでは、「Windows installer (64-bit)」を選択しました。

 下の方にスクロールし、②でお使いの環境にあわせて「Windows installer (32-bit)」か「Windows installer (64-bit)」をクリックします。ここでは、「Windows installer (64-bit)」を選択しました。

 ダウンロードが始まるので保存場所を指定しダウンロードを完了させます。

 ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックしてPythonのインストーラを起動します。

③「Add Python.exe to PATH」にチェックを入れ、④「Install Now」をクリックします。

 ③「Add Python.exe to PATH」にチェックを入れ、④「Install Now」をクリックします。

「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示された場合には発行元を確認して⑤「はい」をクリックします。

 「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示された場合には発行元を確認して⑤「はい」をクリックします。

インストールが始まります。

 インストールが始まります。

⑥「Disable path length limit」をクリックします。

 ⑥「Disable path length limit」をクリックします。

「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示された場合には発行元を確認して⑦「はい」をクリックします。

 「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示された場合には発行元を確認して⑦「はい」をクリックします。

⑧「Close」をクリックします。

 ⑧「Close」をクリックします。

 これで、Python本体のインストールが完了しました。

 ※ どこかから入手したPythonのソースコードを実行したいだけなら以下の作業は不要です。Pythonのソースコードをダブルクリックするかコマンドプロンプト上でコマンドとして指定することでソースコードを実行することができます。なお、実行するソースコードが有害ではないことの判断は自己責任で行ってください。

Visual Studio Codeのインストール

 Pythonの実行環境として使用するVIsual Studio Codeをインストールします。

 Visual Studio Codeは、WindowsをはじめLinuxやMacに対応している軽量でカスタマイズ可能なオープンソースのエディタです。拡張機能をインストールすることでいろいろなプログラミング言語に対応し、エディタ上でソースコードの実行やデバッグが可能となります。最早エディタというより開発環境そのもので、プログラマ向けQ&Aサイトとして有名なStack Overflowの調査で一番使われている開発環境に選ばれています。

まず、Visual Studio Codeの公式サイト(https://code.visualstudio.com/)を開きます。

①「Download for Windows」をクリックします。

 ①「Download for Windows」をクリックします。

 ダウンロードが始まるので保存場所を指定しダウンロードを完了させます。

 ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックしてVisual Studio Codeのインストーラを起動します。

②「同意する」を選択し、③「次へ」をクリックします。

 ②「同意する」を選択し、③「次へ」をクリックします。

④必要に応じてインストール先を変更し、⑤「次へ」をクリックします。

 ④必要に応じてインストール先を変更し、⑤「次へ」をクリックします。

⑥「次へ」をクリックします。

 ⑥「次へ」をクリックします。

⑦2箇所のチェックを外し、⑧「次へ」をクリックします。「サポートされているファイルの種類のエディターとして、Codeを登録する」のチェックを外す理由は、既存のアプリケーションとのファイルの関連付けを変更されたくないためで、「PATHへの追加(再起動後に使用可能)」のチェックを外す理由は、Visual Studio Codeをスタートメニュー以外から起動する必要性がないと思ったためです。

 ⑦2箇所のチェックを外し、⑧「次へ」をクリックします。「サポートされているファイルの種類のエディターとして、Codeを登録する」のチェックを外す理由は、既存のアプリケーションとのファイルの関連付けを変更されたくないためで、「PATHへの追加(再起動後に使用可能)」のチェックを外す理由は、Visual Studio Codeをスタートメニュー以外から起動する必要性がないと思ったためです。

⑨「インストール」をクリックします。

 ⑨「インストール」をクリックします。

インストールが始まります。

 インストールが始まります。

⑩「完了」をクリックします。

 ⑩「完了」をクリックします。

 これで、Visual Studio Codeのインストールが完了しました。

Visual Studio Codeの初期設定

 Visual Studio Codeの初期設定を行います。

Visual Studio Codeが起動します。

 Visual Studio Codeが起動します。

①の箇所をクリックし、②で「japanese」と入力します。続いて、③「Japanese Lan...」をクリックして④「Japanese Language Pack for VS Code」が選択されたことを確認したのち⑤「Install」をクリックします。

 ①の箇所をクリックし、②で「japanese」と入力します。続いて、③「Japanese Lan...」をクリックして④「Japanese Language Pack for VS Code」が選択されたことを確認したのち⑤「Install」をクリックします。

⑥「Change Language and Restart」クリックします。

 ⑥「Change Language and Restart」クリックします。

 これでVisual Studio Codeが日本語化されます。

⑦の箇所をクリックし、⑧で「ms-python」と入力します。続いて、⑨「Python」をクリックして⑩「Python extention for Visual Studio Code」が選択されたことを確認したのち⑪「インストール」をクリックします。

 ⑦の箇所をクリックし、⑧で「ms-python」と入力します。続いて、⑨「Python」をクリックして⑩「Python extention for Visual Studio Code」が選択されたことを確認したのち⑪「インストール」をクリックします。

 これで、Visual Studio CodeにPythonの拡張機能がインストールされます。

じゃまなので⑫と⑬をクリックして「ようこそ」を閉じます。

 じゃまなので⑫と⑬をクリックして「ようこそ」を閉じます。

 これで、Visual Studio Codeの初期設定は完了しました。

Hello World

 実行環境が整ったのでお約束のHello Worldです。

①「ファイル」メニューを開き、②「新規ファイル」をクリックします。

 ①「ファイル」メニューを開き、②「新規ファイル」をクリックします。

新しいタブが開くので③の箇所に以下のコードを入力します。

 新しいタブが開くので③の箇所に以下のコードを入力します。

print('Hello, World!')
④「ファイル」メニューを開き、⑤「名前を付けて保存...」をクリックし、適当なファイル名を入力してソースコードを保存しますます。ここでは、「hello.py」というファイル名で保存しました。

 ④「ファイル」メニューを開き、⑤「名前を付けて保存...」をクリックし、適当なファイル名を入力してソースコードを保存しますます。ここでは、「hello.py」というファイル名で保存しました。

⑥の箇所をクリックします。これにより、入力したPythonのソースコードが実行されます。右下にターミナルが開き、「Hello, World!」と表示されることを確認します。

 ⑥の箇所をクリックします。これにより、入力したPythonのソースコードが実行されます。右下にターミナルが開き、「Hello, World!」と表示されることを確認します。

パッケージのインストール

 最後に、パッケージをインストールします。

 パッケージをインストールする前に、pipコマンドをアップデートしておきます。pipコマンドは、Pythonのパッケージをインストールするためのコマンドです。

 以下が、pipコマンドをアップデートするためのコマンドです。これをコマンドプロンプトで実行します。

python -m pip install --upgrade pip

 なお、上記コマンドはpipコマンドがアップデート済みであっても実行して問題ありません。pipコマンドが最新かどうかわからない場合でも、とりあえず実行してみましょう。

 このブログサイトでは、Pythonに関する記事を投稿していく予定です。それに合わせ、投稿した記事で使用するパッケージを、随時以下の表に追加していきます。パッケージをインストールするには、以下の表の「インストールコマンド」をコマンドプロンプトで実行します。

パッケージ名パッケージの説明インストールコマンド
matplotlibグラフ描画ライブラリpip install matplotlib
pandasデータ解析ライブラリpip install pandas

 なお、上記のパッケージをインストールするコマンドはそのパッケージがインストール済みであっても実行して問題ありません。パッケージをインストールしたかどうかわからない場合でも、とりあえず実行してみましょう。

Jupyter Notebook

 せっかくなので、Visual Studio Code上でJupyter Notebookも使えるようにしましょう。そのためにはJupyter Notebookパッケージのインストールが必要です。このパッケージをインストールするには、以下の表の「インストールコマンド」をコマンドプロンプトで実行します。

パッケージ名パッケージの説明インストールコマンド
notebookJupyter Notebookpip install notebook

 これでJupyter Notebookが使えるようになります。Jupyter NotebookでHello Worldをしてみましょう。

Ctrl+Shift+Pを同時に押下します。①表示されたテキストボックスに「jupyter」と入力し、②ドロップダウンから「Create: New Jupyter Notebook」を選択します。

 CtrlShiftPを同時に押下します。①表示されたテキストボックスに「jupyter」と入力し、②ドロップダウンから「Create: New Jupyter Notebook」を選択します。

Jupyter Notebookが開くので、③の箇所に以下のコードを入力し、Shift+Enterを同時に押下します。

 Jupyter Notebookが開くので、③の箇所に以下のコードを入力し、ShiftEnterを同時に押下します。

print('Hello, World!')

 「Hello, World!」と表示されることを確認します。


以上、「Pythonの実行環境をVisual Studio Codeを使って構築する方法」でした。

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください(スパム対策)。

CAPTCHA

目次